共働きのご家庭の頭を悩ませるのが、子どもをどの施設に預かってもらうのか？ ではないでしょうか。特に共働きの方の選択肢は今まで保育園一択だったことと思います。中には子どもが小さいうちは保育園に入れて、就学が近くなると幼稚園に転園するという方もいらっしゃいます。
最近では認定こども園という施設が新たに誕生し、共働きの方を大きく支える施設として機能しています。そこで今回は共働きには認定こども園と保育園、どちらに入れるべきなのか両者を比較しながらご説明いたします。
共働きには認定こども園と保育園どちらがいいの？
近年、待機児童数の改善とどのご家庭でも平等な教育を受けることができるように「認定こども園」の認可が増えつつあります。認定こども園は幼稚園と保育園の両方の要素を併せ持つ施設で、共働きの方は保育機能の役割を幼児教育機能両の両サービスを受けられるというものです。
となると気になるのが「認定こども園と保育園どちらに入れるべきなのか？」ということです。認定こども園と保育園が全く同じ施設かというと決してそうではありません。どちらがいいかはご家庭によってさまざまかと思います。
双方のメリットとデメリットで検討すべき
認定こども園と保育園、どちらが優れているということではありません。どちらにもメリットとデメリットが存在するので、ご自身のお子さんやライフスタイルに合った施設を選択されることをおすすめします。今回はまだよく認知されていない認定こども園の施設内容を保育園施設と比較しながらご説明し、共働き家庭におけるメリットとデメリットをご紹介していきます。
共働き家庭における認定こども園のメリット
幼児教育を受けることができる
保育園にお子さんを入れてらっしゃる方で最も気になることの一つが「幼児教育」に関してではないでしょうか。認定こども園では保育園の機能を兼ね備えながら、就学に向けた幼児教育を受けることができます。3～5歳クラスとなると1日まとまった教育の時間があります。園によって時間には差がありますので確認しておきましょう。
お稽古を実施している園も
また、園の中には園が主催のお稽古教室を開催している場合もあります。共働きであればお稽古教室への送り迎えをしている時間もないでしょうから、保護者にとってありがたいサービスです。
保育に欠ける状態でなくなっても退園しなくてよい
保育園は仕事や介護、病気などにより子どもが「保育に欠ける状態」であるとき入園できます。仕事を辞めると「保育に欠ける状態」ではなくなるため退園しなければいけなくなります。認定こども園であれば退職の有無に関係なくそのまま園に残ることが可能です。転園する負担も負わずに済みます。
共働き家庭における認定こども園のデメリット
お弁当が必要な場合も
保育園では給食が基本です。基本的に共働きで認定こども園に入園しておられる方は認定区分2号または3号かと思われますので、園では給食制度を受けることがほとんどでしょう。しかし、中には週に1度だけお弁当の日がある園もあります。週に1回といえども、共働きの方には大きな負担となってしまうこともあります。初めにお弁当を用意しなければいけない日の有無、またその頻度の確認をおすすめします。
役員や行事への参加
認定こども園は保育園と比べると、幼稚園要素が入っているため年間行事の数が多くなる傾向にあります。また、PTAなどの役員や保護者が協力して行事に参加する機会も多いでしょう。幼稚園として利用していらっしゃる方も多くおられますので、そういった方は問題がなくても、共働きの方からしてみれば役員や行事への協力は負担になる場合もあることでしょう。
平日にイベントがある場合も
保育園では働く保護者の都合を考慮し、平日にイベントを行うことはほとんどありませんが、認定こども園では平日にイベントを行うことも多々あります。特に幼稚園型の認定こども園であればその機会も多くなるでしょう。無理に参加する必要はありませんが、貴重な子どもの成長の機会を見逃してしまうのが嫌な保護者の方もおられるかと思います。そのような部分も事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
共働きの方には認定こども園か保育園かどちらがいいのかについてお話しさせていただきました。それぞれのメリットとデメリットを踏まえた上で、ご自身のお子さんとご家庭のライフスタイルにはどちらが合っているのかどうかを深く検討しながら選択していただければと思います。
「学校法人東大室学園 清華幼稚園」は歴史ある幼稚園であり、今後は認定こども園として共働きの保護者をサポートできるよう責任を持って大切なお子さまをお預かりさせていただきます。保育園や認定こども園に入園を検討されている方は一度当園にご相談ください。認定こども園や子育てに関するご相談も受けております。
