「認定こども園」は幼稚園と保育園の両方の特徴を持ちます。幼稚園と保育園では保育時間が異なっていましたが、認定こども園ではどうなっているのかご存じない方も多いでしょう。認定こども園では、保育時間は2つの認定があるため、ご家庭によって調整が可能です。今回は、認定こども園での保育時間についてご説明します。
こども園の保育時間について
認定こども園では、基本的に1日11時間の保育時間があります。最低でも4時間となっており、こども園によっては延長保育も実施しています。また、週6日開園が原則とされているため、日曜日と祭日が休日となります。
こども園には幼稚園型・幼保連携型・保育園型・地方裁量型の4つのタイプがあります。地域や保護者のニーズに合わせた施設になっているので、保育時間も同様に「標準時間認定」と「短時間認定」があります。
標準時間認定とは
こども園に子どもを預けるとき、1ヶ月における預けられる時間が定められています。標準時間で定められている1ヶ月の預かり時間は、120時間以上です。週5日以上1日6時間の利用が可能です。
こちらの認定で通うには、両親どちらともがフルタイムで働いている必要があります。区分でいえば、認定区分の2号・3号認定の方が標準時間で預けられます。
短時間認定とは
こちらは、およそ4時間程度預ける方を指します。1ヶ月に64時間以上120時間未満とされており、1日4時間以上、週4日以上の方が対象です。主にパートタイムでの共働き世帯の方や、片親のみが働いている世帯の方が利用しています。
1日4時間は、幼稚園に預ける方と同様の時間設定です。保育よりも「教育」を中心としており、保育の必要がない1号認定の方が利用します。
保育園・幼稚園との違い
保育時間に関しては、保育園とほぼ同様であるとされています。しかし、保育園の場合は、標準保育時間が原則として8時間で、幼稚園では標準時間が4時間と定められています。
認定こども園では4時間保育も可能で、11時間の保育を行うことができるので、保育園と幼稚園の良いところを併せ持っています。7時30分～17時まで開園しているところが一般的で、その間に教育と保育を両立させています。
教区・保育内容についても、保育園で定める「保育所保育指針」と「幼稚園教育要領」のどちらも定めているため、保育所にいながら幼稚園と同様の教育を学べます。4時間保育と11時間保育で学力の差が生まれないように、クラスごとにカリキュラムを調整している園もあります。
時間の延長について
幼稚園の場合は預かり保育となりますが、こども園は保育園と同様の「特別保育」と「延長保育」を行っているのが一般的です。特別保育の場合は、通常保育の前後1時間の延長ができます。
延長保育の場合は、さらに2時間～3時間の延長が可能です。しかし、延長保育は実施していない園もあるので、預けるこども園に延長保育があるかどうかを事前に調べる必要があります。
また、延長保育は別途料金がかかります。地域やこども園によっても金額が違うため、利用する場合は確認をしておきましょう。平成30年に行われた議会では、延長保育の無償化が取り上げられました。
現時点（2019年9月時点）で全ての認定こども園が無償化されていませんが、令和元年10月から保育料無償化がスタートすることが決定されています。保育料の一部費用を国が補助する制度で、保育料や教育費の一部が補助されます。
全額無料になるわけではありませんが、支払った税金の一部が補助金として戻ります。現在保育所をお探しの方は、保育料が無償化になるか園に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
認定こども園の保育時間について詳しく紹介してきました。こども園の延長保育は全てのこども園で行っているわけではありません。仕事の都合上、延長保育を利用する可能性のある方は、入園前に延長保育に有無を確認しておきましょう。
平成30年に可決された「子ども・子育て支援法の一部を改正する法律案」によって、保育園の無償化も令和元年10月からスタートします。全額無償ではありませんが、延長保育や保育料、教育費の一部が補助される制度となっています。
群馬県で保育所をお探しの方は、「学校法人東大室学園 清華幼稚園」にご相談ください。群馬県前橋市内に当園は、認定こども園として今まで通りの保育・教育方針を維持しながら、さらなる施設や保育の充実化を図ります。
交通アクセス面で便利でありながらも、自然豊かな環境で伸び伸びと保育できる環境を整えており、幼いころの大切な時間をより貴重なものに変えていけるよう努めます。また年間を通してバリエーション豊かな行事が数多くあり、それらの中で子どもたちの自主性や創造性を育んでまいります。群馬県内、前橋市やその近郊で保育所を探しているという方は、ぜひともお気軽にご相談ください。
